同じサイト内の別ページへ案内する内部リンクは、読者が補足の説明を必要とする箇所の続きに置き、リンク先で分かることを具体的で簡潔な言葉で伝える方法をおすすめします。
この配置の決め方は、Googleが重視する文脈や関連性を執筆作業に応用した編集部の提案です。読了後の作業を案内するなら、記事の末尾も候補になります。
まず配置する場所を選び、候補ページの本文を確かめてからリンク文言を作ります。記事に挿入した後は、意図したページへ移動できるかを確認しましょう。
読者が続きを必要とする場所を選ぶ
構成案の各節を読み、別ページの説明があると読者が次の判断や作業へ進める箇所を探します。関連しそうな記事を、すべて末尾に並べる必要はありません。
たとえば、SEO会社に渡すレポートについて書く架空の記事を考えます。レポートに入れる項目を説明した直後に、具体的な書き方を知る必要があるなら、その説明の続きがリンクの候補位置です。一方、記事を読み終えてからレポート作成へ進む構成なら、末尾で案内する方法もあります。本文だけで必要な説明が済む場合は、関連記事を無理に増やさなくて構いません。
Googleは、読者の理解に役立つ同じサイト内のページを、文脈を踏まえて選ぶよう案内しています。また、リンクの前後に説明を添え、リンク同士をすぐ隣に置かないよう勧めています。複数のページへ案内するときも、それぞれ何のために読むのかが分かる文章にしましょう。出典:Google「リンクに関するベストプラクティス」
同資料では、1ページに含めるリンク数に理想的な値はないと説明されています。重要な各ページへ、同じサイト内の別ページから少なくとも1つのリンクを設けるという推奨もありますが、執筆中の記事に関連記事を最低1本入れるという意味ではありません。本数を先に決めるより、読者に必要な案内かどうかで選びます。
候補ページが、その疑問に答えるか確かめる
配置する場所が決まったら、そこで読者が知りたいことに答えるページを探します。話題が近いという理由だけで採用せず、本文に必要な説明があるかを確かめてください。
Googleの文脈・関連性の考え方を踏まえ、編集部では次の順で整理する方法を提案します。まず、ページを開く前に次の2項目をメモします。
- 読者の次の疑問
- 候補ページのタイトルとURL
次に候補ページを開いて本文を読み、疑問への答えが見つかったら、その説明がある箇所を記録します。これで、なぜそのページへ案内するのかを、実際の内容に基づいて判断できます。考え方の根拠:Google「リンクに関するベストプラクティス」
先ほどの架空のレポート作成場面なら、候補ページに書き方の説明があるかを読みます。SEO会社から受け取る報告の読み方を扱うページでは、渡すレポートの作成方法を知りたい読者の疑問には答えられません。リンク文言を変えても、リンク先にない説明は補えないため、採用を見送ります。
必要な説明が見つからず、それが本文の理解に不可欠なら、執筆中の記事に補うことを検討しましょう。候補が見つからないときはURLを推測せず、ページを開けないときはサイト管理担当者にURLや公開状態を確認します。
リンク先で分かることを、自然な文言にする
リンク先の内容を確かめたら、そこで何が分かるのかを文言に反映します。リンクとして表示される文字部分を「アンカーテキスト」と呼びます。
Googleは、アンカーテキストを具体的で適度に簡潔なものにし、掲載元とリンク先の両方に関連させるよう案内しています。文言だけを読んでも内容が分かるかを確かめ、キーワードを詰め込まず自然に書くことも勧めています。出典:Google「リンクに関するベストプラクティス」
以下は、編集部が作成した架空の文例です。太字はリンク文言の候補で、実際のリンクではありません。
- 内容が伝わりにくい例:「作成方法は、こちらをご覧ください」
- 内容を具体化した例:「具体的な書き方は、SEO会社に渡すレポートの作成方法をご覧ください」
「こちら」だけでは、移動先で何を読めるのかが分かりません。後者は作成方法を案内すると伝わりますが、使えるのは、その説明があるページを実際に確認できた場合です。
記事タイトルをそのまま使うことは必須ではありません。リンクにする文字部分だけで内容が伝わるかを見た後、前後の文章も通して読み、段落の説明から自然につながっているかを確かめましょう。
挿入後に、移動先とリンクの形式を確認する
文言とURLを設定したら、記事の編集・公開に使う管理システムであるCMSのプレビューで、リンクを開きます。編集部では、意図したページへ移動できるかに加え、文言で案内した説明をそのページで読めるかを確認する方法を提案します。
作成方法を案内したのに、報告の読み方のページへ移動した場合は、設定したURLを見直します。適切な案内先がまだ確認できていないなら、リンクの挿入を保留してください。
必要に応じて、ページを構成する記述であるHTMLも確認します。Googleが通常クロールできるリンクは、リンクを表すa要素に、移動先を指定するhref属性がある形式です。指定したURLは、Googleのクローラーが取得を要求できる実際のウェブアドレスを指す必要があります。出典:Google「リンクに関するベストプラクティス」
JavaScriptでリンク文言を挿入する仕組みを使っている場合は、GoogleはSearch ConsoleのURL検査ツールで、表示処理後のHTMLに文言があるかを確認するよう案内しています。形式を自分で確認できなければ、対象の段落・文言・URLをサイト管理担当者へ共有しましょう。
移動先やHTMLの確認は、Googleが実際にページをクロールしたことや、検索対象として登録したことの確認とは別です。また、配置や文言を整えれば検索順位が上がるという保証もできません。Googleも、サイトを変更して必ず検索結果に目に見える変化が出るとは限らないと説明しています。出典:Google「SEOスターターガイド」
外部支援を検討している場合は、候補URL、配置する段落、リンク文言、未確認事項をまとめて相談すると、どの判断や確認を依頼したいのかを具体的に伝えられます。


