SEO検定の1級と2級で迷うなら、先に見るのは肩書きの強さではなく、出題範囲の増え方、受験料の差、合格率の差、実務で使う場面の4つです。2級は3級と4級の範囲に2級範囲を足す試験で、1級は4級から1級までをまとめて扱います。初めて上位級へ進む人は、2級で80問60分に慣れてから1級へ進むほうが、教材費と再受験料の無駄を減らせます。
先に結論
- 1級と2級の大きな違いは、1級が4級から1級まで、2級が4級から2級までを範囲にする点です
- どちらも選択式80問、試験時間60分、合格基準80%以上で、64問以上の正解が目安です
- 2025年の公式合格率は1級64%、2級73%で、差は9ポイントです
- 税込受験料は会場で1級9,900円、2級7,700円、オンラインで1級11,000円、2級9,900円です
- 2級はコンテンツ改善を説明したい人、1級はサイト全体やローカル検索まで扱う人に向きます
SEO検定1級と2級の違いはどこにある?
要点:SEO検定1級と2級の違いは、出題範囲、費用、合格率、実務で使う場面の4点に分けると判断しやすくなります。
1級と2級は、どちらも上位級です。全日本SEO協会の試験概要では、1級も2級も選択式80問、試験時間60分、合格基準は得点率80%以上とされています。形式だけを見ると同じですが、範囲の広さが違います。1級は1級、2級、3級、4級の公式テキスト範囲を含みます。2級は2級、3級、4級の公式テキスト範囲を含みます。
つまり、1級は2級より1級範囲が1つ増えます。増える範囲を軽く見て、同じ60分80問だから同時に対策できると考えると、復習量が増えます。2級の内容を7割しか説明できない状態で1級へ進むと、1級範囲の暗記より前に2級以下の穴埋めが必要になります。
| 項目 | 2級 | 1級 | 差 |
|---|---|---|---|
| 試験形式 | 選択式80問 | 選択式80問 | 形式は同じ |
| 試験時間 | 60分 | 60分 | 1問あたり45秒 |
| 合格基準 | 80%以上 | 80%以上 | 64問以上が目安 |
| 範囲 | 2級から4級 | 1級から4級 | 1級範囲が増える |
| 2025年合格率 | 73% | 64% | 1級が9ポイント低い |
合格率はSEO検定の過去の合格率で公開されています。2025年は1級64%、2級73%、2024年は1級63%、2級71%、2023年は1級64%、2級69%です。年度で差は変わるため、難しさの絶対値ではなく、2級より1級のほうが準備範囲が広いという見方で使います。
出題範囲は1級が4級分、2級が3級分になる
要点:出題範囲は、2級が2級から4級までの3級分、1級が1級から4級までの4級分になるため、復習する量が違います。
SEO検定2級の試験概要では、2025年1月1日以降の試験範囲は2級、3級、4級の公式テキスト2025・2026年版とされています。2級だけを読めばよいわけではありません。3級のキーワードリサーチや4級の基礎も、80問の中で問われる前提で準備します。
SEO検定1級の試験概要では、2025年1月1日以降の試験範囲は1級、2級、3級、4級の公式テキスト2025・2026年版です。1級を選ぶなら、2級範囲までを説明できる状態にしてから、1級のモバイル検索、ローカル検索、検索順位の復旧に関する範囲を足す順番が現実的です。
| 級 | 復習する範囲 | 最初に見る穴 | 準備の目安 |
|---|---|---|---|
| 2級 | 2級、3級、4級 | コンテンツ改善と外部要因 | 3級の用語を説明できる |
| 1級 | 1級、2級、3級、4級 | モバイル検索とローカル検索 | 2級の問題で8割を超える |
| 同日受験 | 1級から4級 | 復習時間の不足 | 模擬2回で各64問以上 |
当サイトの調査による目安では、2級の復習を10時間で済ませられる人でも、1級は追加で6時間から12時間を見ておくと進めやすいです。数字は教材の読み込み速度、実務経験、過去問の正答率によって変わります。時間よりも、2級範囲で説明できない章が2つ以上残るかどうかを見ます。
費用差は受験だけでなく教材込みで見る
要点:費用差は受験料だけでなく、公式テキスト、問題集、ダウンロード学習コース、再受験の可能性まで含めて見ます。
SEO検定の価格早見表では、税込の会場受験料は1級9,900円、2級7,700円です。オンライン受験料は1級11,000円、2級9,900円です。受験1回だけなら差は会場2,200円、オンライン1,100円です。ただし、教材と再受験まで含めると差は広がります。
公式テキストは税込で1級3,762円、2級3,102円です。問題集・模擬試験問題は1級2,552円、2級2,552円です。ダウンロード学習コースは1級22,000円、2級19,800円です。単品でそろえるなら、会場受験とテキストと問題集の合計は1級16,214円、2級13,354円で、差は2,860円です。
| 費用項目 | 2級 | 1級 | 差 |
|---|---|---|---|
| 会場受験料 | 7,700円 | 9,900円 | 2,200円 |
| オンライン受験料 | 9,900円 | 11,000円 | 1,100円 |
| 公式テキスト | 3,102円 | 3,762円 | 660円 |
| 問題集・模擬試験問題 | 2,552円 | 2,552円 | 0円 |
| ダウンロード学習コース | 19,800円 | 22,000円 | 2,200円 |
料金は2026年8月時点で公式ページを確認した税込額です。開催方式、教材の版、配送の有無で変わるため、申し込み前には公式ページを開いて確認してください。書籍版を届けてもらう場合は送料500円が加わる案内もあります。再受験になると受験料がもう1回分必要なので、1級を急ぐより2級で通過率を高めるほうが安く済む場合があります。
合格率の差は何ポイント見ればよい?
要点:合格率の差は、直近3年で1級が63%から64%、2級が69%から73%に収まる点を見て、9ポイント前後の差として扱います。
直近3年の公式合格率を見ると、2025年は1級64%、2級73%です。2024年は1級63%、2級71%です。2023年は1級64%、2級69%です。3年平均を単純計算すると、1級は63.7%、2級は71.0%です。差は7.3ポイントです。
この差は、1級が極端に受かりにくいという意味ではありません。どちらも6割台から7割台で、国家資格のような低い合格率ではありません。ただし、80%以上の得点が必要な試験で、範囲が1級分増えることは事実です。2級の正答率が模擬試験で80%ぎりぎりなら、1級へ進む前に2級範囲を90%近くまで上げるほうが安定します。
目安は3つです。1つ目は、2級の模擬問題80問で72問以上を2回連続で取れること。2つ目は、3級と4級の用語で止まる問題が5問以下になっていること。3つ目は、1級範囲の用語を20個見て、半分以上を自分のサイトに当てはめて説明できることです。この3つを満たすなら、1級へ進む準備ができています。
2級を先に受ける条件は何か
要点:2級を先に受ける条件は、記事改善やコンテンツ運用を説明したいが、サイト全体の上位級範囲まではまだ担当していないことです。
2級を先に受けるべきなのは、記事制作、見出し改善、内部リンクの整理、外部要因の基礎を学びたい人です。たとえば、月4本から8本の記事を運用している、Search Consoleで表示回数とクリック率を見ている、GA4でページごとの行動を確認している人は、2級のほうが業務に戻しやすいです。
次の3つに2つ以上あてはまるなら、2級から始めます。1つ目は、4級と3級の内容を1周していること。2つ目は、記事タイトル、H2、内部リンクの修正理由を200字で書けること。3つ目は、外部リンクやSNSでの拡散が検索評価にどう関わるかを大まかに説明できることです。
この段階で1級を選ぶと、学ぶ範囲が広がる一方で、今の業務に戻す部分がぼやけやすくなります。資格を取ったあと30日以内に1ページを直すなら、2級の範囲で十分な場面も多いです。上位級へ進む前に、2級で64問以上ではなく72問以上を狙える状態を作ると、1級の追加範囲に集中できます。
1級へ進む条件は何か
要点:1級へ進む条件は、2級範囲の説明に加えて、サイト全体、モバイル検索、ローカル検索、順位回復まで扱う立場にいることです。
1級は、2級の上に1級範囲を足す試験です。向いているのは、記事単位ではなくサイト全体のSEOを見ている人です。例えば、30ページ以上のサイト改善を任されている、地域名を含むキーワードを扱う、スマホ表示やページ速度まで改善対象にする、順位が落ちたときに原因を切り分ける立場にいる人です。
1級を選ぶ前に、2級範囲の弱点を数値で確認します。模擬問題80問で正答70問未満なら、先に2級を受けるか、2級範囲を戻します。正答72問以上を2回連続で取れ、1級範囲の復習に10時間以上を確保できるなら、1級へ進んでも学習計画を組みやすいです。
1級を取った後の使い道も先に決めます。履歴書に書くためだけなら、2級でも説明材料になります。サイト診断、地域ページの改善、順位下落時の初動整理まで扱うなら、1級の範囲が活きます。順位が急に落ちたときの原因整理は、SEO外注費用の相場と依頼範囲の記事と合わせて、外部に任せる部分を分けると動きやすくなります。
1級と2級を同じ日に受けるなら何を確認する?
要点:1級と2級を同じ日に受けるなら、80問60分を2回解く集中力、教材費、支払い期限、キャンセル期限を先に確認します。
1級と2級を同じ日に受ける方法は、時間と会場日程が合えば候補になります。ただし、60分の試験を2回受けるため、合計120分の集中力が必要です。受付、移動、休憩を含めると半日単位で予定を空けます。オンライン受験でも、パソコン、通信、本人確認の準備が2回分必要です。
SEO検定の申し込み方法では、インターネット申込は24時間365日受付、受験料の支払いは開催日の4営業日前までと案内されています。キャンセルや変更も開催日の4営業日前までです。予定が流動的な人は、2級だけを先に受け、1級は次の月に回すほうが管理しやすいです。
同日受験を選ぶ基準は、模擬試験の結果で決めます。2級80問で72問以上、1級80問で68問以上を2回連続で取れるなら候補です。どちらかが64問前後なら、同日受験ではなく1級を後日に分けます。受験料だけでなく、落ちた場合の再受験料と復習時間も含めて考えます。
1級と2級の順番を決める計算式
要点:1級と2級の順番は、2級正答率、1級の追加学習時間、再受験リスク、業務で使う範囲を点数化して決めます。
迷ったら、次の式で点数化します。
1級先行スコア = 2級模擬正答率% + 1級範囲の学習時間 ÷ 2 + 業務で使う範囲点 – 再受験不安点。
業務で使う範囲点は0点から20点で、サイト全体やローカル検索まで扱うなら15点以上にします。再受験不安点は0点から20点で、受験料を1回で抑えたいなら15点以上を引きます。例えば、2級模擬正答率88%、1級範囲の学習時間12時間、業務で使う範囲点16点、再受験不安点10点なら、88 + 6 + 16 – 10 = 100点です。90点以上なら1級先行も候補になります。
反対に、2級模擬正答率78%、1級範囲の学習時間6時間、業務で使う範囲点8点、再受験不安点15点なら、78 + 3 + 8 – 15 = 74点です。この場合は2級を先に受けます。数値は当サイトの調査による目安で、仕事の経験、学習期間、家族や本業の予定によって変わります。
よくある質問
- SEO検定1級と2級はどちらが難しいですか?
- 1級のほうが範囲が広く、直近3年の公式合格率も1級63%から64%、2級69%から73%です。形式はどちらも80問60分、合格基準80%以上なので、差は主に復習する範囲の広さにあります。
- SEO検定2級を飛ばして1級から受けてもよいですか?
- 受験資格に制限はないため、1級から受けること自体はできます。ただし、1級は4級から1級までを範囲にするため、2級の模擬問題で72問以上を安定して取れる状態にしてから選ぶほうが現実的です。
- 1級と2級の費用差はいくらですか?
- 税込の会場受験料は1級9,900円、2級7,700円で差は2,200円です。オンライン受験料は1級11,000円、2級9,900円で差は1,100円です。教材を単品でそろえる場合も1級のほうが高くなります。
- 仕事で使うなら1級と2級のどちらがよいですか?
- 記事改善やコンテンツ運用が中心なら2級で十分な場面があります。サイト全体の改善、モバイル検索、ローカル検索、順位回復まで説明する立場なら1級を選びます。
まとめ
SEO検定1級と2級の違いは、出題範囲、費用、合格率、実務で使う場面の4つです。2級は2級から4級まで、1級は1級から4級までを範囲にします。どちらも80問60分、合格基準80%以上ですが、2025年の合格率は1級64%、2級73%で9ポイントの差があります。
記事改善やコンテンツ運用を説明したい人は2級を先に受けます。サイト全体、モバイル検索、ローカル検索、順位回復まで扱う人は1級へ進みます。迷う場合は、2級の模擬問題80問で72問以上を2回連続で取れるかを基準にしてください。
SEO検定の上位級を申し込む前に確認する
1級と2級で迷う人は、先に試験範囲、税込受験料、教材の内容を確認してください。2級で土台を固めるか、1級まで進むかを決めてから、学習コースや教材を選ぶと買い直しを減らせます。


