SEO対策の外注費用|料金体系4タイプと依頼先別の相場・見積もりの見方

SEO対策の外注費用|料金体系4タイプと依頼先別の相場・見積もりの見方 SEO業務効率化
SEO対策の外注費用|料金体系4タイプと依頼先別の相場・見積もりの見方

SEO外注の相場は、月額固定なら10万〜50万円、単発診断なら10万〜80万円、記事制作なら1本3万〜12万円を起点に考えます。ただし同じ月30万円でも、助言だけの契約と実装まで含む契約では社内に残る作業量が大きく変わります。金額だけを比べる前に、料金体系、依頼先、見積書の内訳、90日で見る数字をそろえてください。

先に結論

  • SEO外注の相場は月額10万〜50万円が中心帯。初期診断や記事制作を含めると初月だけ80万円を超えることがある
  • 月額固定型、成果報酬型、スポット型、時間単価型の4タイプを分けないと総額を比べられない
  • 見積書で最初に見るのは「誰が実装するか」の1行。提案のみなら制作会社や社内担当の作業が別に発生する
  • 費用対効果は検索ボリューム、CTR、CVR、粗利、契約月数の5つで試算する
  • 90日後に見る数字は、対象ページ数、公開本数、改善済み項目、非指名表示回数、問い合わせ数の5つに絞る

SEO外注の相場は月額10万〜50万円を起点に見る

要点:SEO外注の相場は月額10万〜50万円を起点にし、初期診断、記事制作、実装作業、レポート費用を分けて総額を見ます。

依頼内容 費用の目安 支払い方 確認する範囲
初期サイト診断 10万〜80万円 単発 クロール、構造、表示速度、重複ページ
SEOコンサル 月10万〜50万円 月額 課題整理、優先順位、月次会議
記事制作 1本3万〜12万円 本数単価 構成、執筆、編集、入稿
内部改善の実装 20万〜120万円 単発または月額 タイトル、内部リンク、速度、構造化データ
順位計測とレポート 月3万〜15万円 月額 順位、表示回数、クリック、改善予定

上の金額は当サイトの調査による目安です。サイト規模、対象ページ数、競合の強さ、専門領域、実装の有無で変わります。公式料金を公開している会社でも、見積もり時には初期費用、記事本数、ツール費用、最低契約期間が加わるため、月額だけで比べると初年度総額を読み誤ります。

月30万円の契約を6か月続けると、月額分だけで180万円です。初期診断40万円、記事制作を月4本で1本6万円、ツール費用を月5万円にすると、6か月総額は394万円になります。相場を見るときは「月額」「初期費用」「変動費」「社内作業時間」の4列に分けてください。

料金体系4タイプで同じ月30万円の意味が変わる

要点:料金体系は月額固定型、成果報酬型、スポット型、時間単価型の4タイプがあり、同じ月30万円でも支払う対象が違います。

料金体系 相場の目安 向いている状況 見積書で見る点
月額固定型 月10万〜50万円 6か月以上かけて改善を続ける 毎月の作業項目と納品物
成果報酬型 日額数百円〜数千円または成果単価 対象語句が3〜10個に絞れている 対象語句、計測日、上限額
スポット型 10万〜80万円 診断だけ受けて社内で直す 改善指示の粒度と質問回数
時間単価型 1時間1万〜3万円 月2〜10時間だけ相談したい 議事録、作業ログ、未使用時間の扱い

月額固定型は予算を読みやすい反面、作業量が曖昧なまま6か月続くリスクがあります。契約前に「月1回の会議」「記事4本」「技術改善10項目」「Search Consoleの確認」のように、回数と対象を入れてもらってください。抽象的な「SEO改善一式」だけでは、後から追加費用が出やすくなります。

成果報酬型では、検索ボリュームが月10回の語句で1位になっても売上は増えにくいです。GoogleはSEO業者の選び方で、期待する結果、期間、測定方法を事前に確認するよう案内しています。順位だけでなく、どの語句を対象にするかまで契約前に見ます。

依頼先3タイプは単価より社内作業量で比べる

要点:依頼先はSEO専門会社、Web制作会社、フリーランスの3タイプに分け、単価よりも社内に残る作業量で比べます。

依頼先 月額の目安 強い作業 社内に残りやすい作業
SEO専門会社 月20万〜100万円 技術診断、競合調査、全体設計 CMS改修、原稿確認、社内承認
Web制作会社 月10万〜50万円 WordPress改修、速度改善、入稿 語句選定、記事方針、効果測定
フリーランス 月5万〜30万円 小規模診断、記事構成、相談 大量制作、継続管理、代替体制

費用を抑えたい会社ほど、外注先の単価だけを見がちです。実際には、社内確認が毎週3時間、WordPress修正が月8時間、原稿確認が月10時間残ると、担当者の人件費が月20万〜40万円分かかります。外注費30万円と社内作業30万円を足した月60万円が、実際の運用費です。

サイトの構造が崩れているならSEO専門会社、WordPressの実装が止まっているならWeb制作会社、月2回の相談だけならフリーランスが合います。会社名よりも「自社でできない作業は何か」を先に1枚に書き出してください。

見積書は7行に分解して不足作業を見つける

要点:見積書は7行に分解し、金額、回数、担当者、納品物、追加費用、権限、終了時の扱いを確認します。

相場より安い見積もりでも、必要な作業が抜けていれば安くありません。見積書を受け取ったら、次の7行を埋めてください。

  1. 初期診断は何ページを対象にするか。10ページだけか、全URLか
  2. 記事制作は月何本か。構成、執筆、画像、入稿、リライトのどこまで含むか
  3. 内部改善は誰が実装するか。提案のみか、WordPress上の変更まで含むか
  4. 会議は月何回か。30分か60分か、議事録が残るか
  5. レポートは何を出すか。順位だけか、Search ConsoleとGA4も見るか
  6. Ahrefs、Semrush、Screaming Frogなどのツール費用は月額に含まれるか
  7. 契約終了時に記事、分析データ、アカウント権限、作業履歴を引き継げるか

GoogleのSearch Consoleの検索パフォーマンスでは、表示回数、クリック、CTR、掲載順位を確認できます。GA4では重要なイベントをキーイベントとして扱うことで、問い合わせや資料請求の数を追えます。外注先が出すレポートにも、この2つの数字が入るかを見ます。

費用対効果は検索ボリュームではなく粗利で試算する

要点:費用対効果は検索ボリュームだけでなく、CTR、CVR、粗利、契約月数を掛けて回収見込みを試算します。

SEO外注の月額が妥当かどうかは、次の式で先に概算します。

月間期待粗利 = 月間検索ボリューム × 想定CTR × CVR × 1件あたり粗利

項目 使う数字 注意点
月間検索ボリューム 1,000回 AhrefsまたはSemrushの目安 実測ではなく推定値
想定CTR 3位で10% 保守的に5〜10% 業種と検索結果で変わる
CVR 2% GA4の問い合わせ率 未計測なら1%で置く
粗利 5万円 1件の平均粗利 売上ではなく粗利で見る
契約月数 6か月 最低契約期間 初期費用も足す

検索ボリューム1,000回、CTR10%、CVR2%、粗利5万円なら、月間期待粗利は10万円です。外注費が月30万円なら、この語句1つでは回収できません。対象語句を5個に増やし、合計の期待粗利が月50万円になるなら、6か月で300万円の粗利候補が見えます。

この計算は正確な予測ではありません。価格帯、商談期間、季節性、競合数、既存順位で変動します。目的は1円単位の予測ではなく、月10万円の小さな契約で十分か、月50万円の伴走が必要かを説明できる状態にすることです。

安いプランで外注してよい範囲と避ける範囲

要点:安いプランは診断、相談、限定的な記事制作には使えますが、全社のSEO改善を月5万円で任せる契約は避けます。

月額予算 任せてよい範囲 避ける範囲 社内で必要な作業
月5万円 月2〜3時間の相談、1ページ診断 サイト全体の改善、記事量産 実装、記事作成、効果測定
月10万〜20万円 月1回会議、優先順位づけ、記事1〜2本 大規模な技術改修 原稿確認、CMS作業
月30万〜50万円 診断、記事制作、月次改善、レポート 広告運用や制作全般の丸投げ 承認、商品理解、問い合わせ確認
月80万円以上 大規模サイト、複数部門、実装支援 目的が曖昧な長期契約 責任者の意思決定

月5万円の契約でも、月2時間の専門相談として使うなら意味があります。逆に「毎月10本の記事」「内部改善一式」「順位保証」を同時に求めると、作業が薄くなります。安いプランを使うときは、対象を1ページ、1カテゴリ、1テーマに絞ります。

記事制作だけを安く外注する場合は、構成と確認を社内で持つ必要があります。専門知識が必要な領域では、1本5,000円の原稿より、1本6万円でも取材、構成、校正、専門家確認まで含むほうが修正回数を減らせます。安さは単価ではなく、公開までにかかる総時間で見てください。

90日で継続・縮小・切り替えを決める数字

要点:90日後は順位だけでなく、対象ページ数、公開本数、改善済み項目、非指名表示回数、問い合わせ数で外注の継続を決めます。

SEOは1週間で売上が伸びる施策ではありません。GoogleのSEOスターターガイドでも、変更の反映には数週間から数か月かかると説明されています。だからこそ、契約前に90日で見る数字を決めておきます。

90日で見る数字 継続の目安 縮小の目安 切り替えの目安
対象ページ数 10〜30ページを改善済み 5ページ未満 対象が説明されない
公開本数 予定本数の80%以上 50%未満 品質確認なしで量産
改善済み項目 重要項目の60%以上 軽微な変更だけ 作業履歴がない
非指名表示回数 前90日比で120%以上 横ばい 対象語句がずれる
問い合わせ数 1件以上増加またはCVR改善 未計測 GA4設定を放置

90日で問い合わせが増えなくても、対象ページの表示回数が増え、Search Consoleで狙った語句が出始めているなら継続の余地があります。作業履歴がなく、順位表だけが届き、次の30日で何を直すか説明されないなら、契約を縮小する候補です。

PageSpeed InsightsやLooker Studioは、社内でも確認できます。外注先がすべてのデータを自社アカウントで持つと、解約後に過去の推移を見られません。Search Console、GA4、WordPressの権限は自社で持ち、外注先には必要な範囲だけ共有してください。

よくある質問

SEO外注の最低契約期間は何か月が多いですか?

月額固定型では6か月から12か月の契約が多いです。技術診断は1か月で終わることもありますが、記事公開後の評価や内部改善の効果を見るには数週間から数か月かかります。契約期間より、解約予告が1か月前か2か月前かを確認してください。

月5万円のSEO外注は避けたほうがよいですか?

相談や小さな診断なら使えます。月5万円は、時間単価1万〜2万円なら2〜5時間分です。サイト全体の改善、記事制作、実装、月次レポートまで含めるには不足しやすいため、対象を1ページまたは1テーマに絞る必要があります。

記事制作費は月額に含まれると考えてよいですか?

会社によって異なります。月額30万円に記事4本が含まれる契約もあれば、コンサル費とは別に1本5万〜10万円で請求される契約もあります。構成、執筆、編集、画像、入稿、公開後の修正が含まれるかを行単位で確認してください。

SEO外注の費用はいつ回収できますか?

商材単価と粗利で変わります。粗利5万円の商品なら、月30万円の外注費を回収するには月6件の追加問い合わせが必要です。粗利50万円の商品なら、月1件の追加受注で回収できる可能性があります。売上ではなく粗利で計算してください。

まとめ

SEO外注の相場は月額10万〜50万円を起点にできますが、妥当性は金額だけでは決まりません。料金体系4タイプ、依頼先3タイプ、見積書7行、粗利計算、90日で見る5つの数字をそろえると、自社にとって高い契約か安い契約かを説明できます。

契約前の確認を具体化する段階では、SEO外注の契約前チェックリストで質問項目を整理できます。記事制作まで外注するなら、SEO記事の依頼書に入れる項目も先に決めてください。

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